京都・鞍馬口の現代美術ギャラリーHRD FINE ART(www.hrdfineart.com)のディレクターによるアート関係諸々ブログ。時にはアートと無関係な話題もあります。気が向いたら更新。
by hrdfineart
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
ギャラリー
展覧会企画
アーティスト
イベント
レポート
雑感
おしらせ
未分類
以前の記事
2017年 12月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2014年 08月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 08月
2013年 05月
2013年 01月
2012年 09月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
最新の記事
臨時休廊のおしらせ:12月1..
at 2017-12-11 18:25
「FLOATING」展オープ..
at 2017-10-28 13:56
改装のこと (4) ギャラリ..
at 2017-10-21 01:52
「FLOATING」展アーテ..
at 2017-10-19 02:48
ユン・ソンピル個展の展覧会パ..
at 2017-10-19 02:35
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


臨時休廊のおしらせ:12月15日(金曜日)

誠に勝手ながら、12月15日(金)は都合により臨時休廊とさせていただきます。来廊をご予定いただいていた方にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

なお、代替として同じ週末の12月17日(日)を臨時営業日といたします。皆様のお越しをお待ちしております。

a0123573_18221255.jpg


a0123573_18221696.jpg


a0123573_18221930.jpg

[PR]
# by hrd-aki | 2017-12-11 18:25 | おしらせ

「FLOATING」展オープニングとアーティストトーク

「FLOATING」展の初日は台風も関西に接近しつつあった10月21日土曜日。この日、オープニングレセプションとアーティストトークを開催した。

「FLOATING」は荻野夕奈と田中加織の2人と、韓国人アーティストのチェ・ユンジョンの3名による絵画作家3人展。作品の見た目やコンセプトなどに特に強い共通点があるわけではないが、3人ともに80年代前半の生まれで10年ほどの作家キャリアがあるということ、そして女性であり、具象的な絵画を中心に活動しているということが共通点となっている。逆に言うと、そうした共通項をベースに、背景となる出身地や文化、描いているモチーフやメディアなどによる差異を炙り出して、そこから「絵画」というメディアの面白さを解き明かしていくことがこの展覧会の狙いなのだと言えるのかもしれない。

実際、展示された作品を見ていると、作風も主題も三者三様、全く違っているのに、どことなく互いに親和性があるようにも見えてくるという不思議な感覚がある。このあたりは実際にギャラリーで実際の作品を見て体感していただきたい。

それぞれの作家についての詳細は会期中このブログでも追って紹介していこうと思っている。

レセプションに先立って開催したアーティストトーク(主催:鞍馬口アートインスティテュート)は、「10年前、現在、10年後」をテーマに、作家活動のこれまでを振り返り、これからを展望するというような内容だった。

3人のアーティストはいずれも10年前はまだ学生で、そこから作家としての活動をスタートさせ現在に至り、そして今後もそれを展開・継続させていこうとしている。環境や気持ちの面も含めて、この10年間で変化したこと、変わっていないことなどについて、普段はなかなか聞けないような興味深い話がいろいろと飛び出していた。

アーティストトークの様子。

a0123573_13495603.jpg

a0123573_13500056.jpg

オープニングレセプションの様子。

a0123573_13500429.jpg



[PR]
# by hrd-aki | 2017-10-28 13:56 | ギャラリー

改装のこと (4) ギャラリー拡張

「拡張」といってもビジネス的に規模を拡張するということではなく、物理空間的に広くなる、ということ。

2015年に南條敏之の個展でオープンしてからこれまで2年とちょっと、2部屋を展示空間として展覧会を開催してきた。手狭というほどのことではないものの、もうちょっと広ければと思うことが増えてきたので、今回の3人展「FLOATING」を機会に1部屋ぶん拡張することにした。本当は夏いっぱいをかけて少しずつ改装を進める予定だったのが、急遽開催が決まったユン・ソンピルの個展が挟まったこともあり、また1週間のドイツ出張もあったりで、当初の予想よりもだいぶタイトな突貫作業になってしまった。実質的な作業期間は10日間くらい。まあしかしこの感じはいつものことではある。

これまで作品などを保管する倉庫として使っていた京間六畳の畳の部屋を、少し倉庫の機能を残しながら作品展示できる壁を追加してギャラリー空間へとつくり変える作業は、ある部分は予想通り、ある部分では予想以上に大変だった。というのも、「改装のこと (2) 幅木・廻り縁をとりつける」でも書いたように、築90年超の木造家屋なので天井も柱も傾き放題に傾き、歪んでしまっている。倉庫機能を保持するために壁を扉のように可動式にしようとすると、建物全体の歪みが3次元的に影響して、「こっちでは水平垂直もまっすぐなのに、こっちに動かすとガタガタにずれる」みたいなことが頻繁に起きてくる。床は畳なので、当然ながら釘やネジで壁を固定したりといったこともできない(すでにきれいな畳ではないのでやってしまってもいいのかもしれないけれど、なんとなくやっぱり気が引けた)。別にプロの大工でも設計士でもないので、やりながら直し、また考えて、やりながら直し、という作業の繰り返しで、一時は本当にオープニングに間に合わないのではないかとあきらめ気分にもなりかけた。でも、なんとか間に合って、明日は無事に(?)オープニングを迎えることができそうでホッとしている。

拡張作業そのものはというと、まずは以前の住人がなぜか漆喰壁に壁紙をベタベタと貼り付けていたのをすべて剥がすところからスタート。こういうシールとかにもいちいちちょっと懐かしさを感じたりして、作業が捗らない。

a0123573_01380074.jpg

a0123573_01380059.jpg

壁紙を剥がし終えたところ。全部きれいに剥がすことはできなかったけれど、残った部分が障壁画の金箔地みたいで、ちょっと面白かったので記念撮影。そんなことしてるから作業が捗らない。

a0123573_01380113.jpg

そしてこれは壁建ての途中経過。ここからさらにいろいろ難題が降りかかってきて往生した。なんとなくキレイにできているように見えるけど、実際はそんなことはない。

a0123573_01171384.jpg



これが最終的にどんなふうに仕上がったのか、興味のある方はぜひ実際にギャラリーに足を運んで確認していただきたい。荻野夕奈、田中加織、チェ・ユンジョンという日韓の女性絵画作家の作品による展示はもちろん魅力的で、それを目的にギャラリーに来てほしいのは当然なのだけれど、新装なったギャラリー空間そのものにもちょっと目を留めていただいて、「なにコレおもろいな」と思ってもらえたら嬉しい(嬉しいのかな……)。

では、鞍馬口でお会いしましょう!


[PR]
# by hrd-aki | 2017-10-21 01:52 | ギャラリー

「FLOATING」展アーティストトーク

10月21日(土)からスタートする次回展覧会「FLOATING」のオープニングレセプションに先立ち、同日午後3時半から3名の出品アーティストによるアーティストトークを開催します。

「10年前・現在・10年後」と題して、アーティストとしてのキャリアやライフステージに関する話が中心になる予定ですが、日韓のアート事情・アーティスト事情に関する話題も出てくると思います。「アーティスト大いに語る」的な、ちょっと面白い鼎談になりそうです。

トークイベントの主催は鞍馬口アートインスティテュート。詳細は以下のフライヤーをご覧ください。


a0123573_02450515.jpg




























鞍馬口アートインスティテュートのFacebookページ:

[PR]
# by hrd-aki | 2017-10-19 02:48 | おしらせ

ユン・ソンピル個展の展覧会パンフレットについて

HRDファインアートでは基本的に開催したすべての展覧会についてパンフレットやリーフレットを作成し、記録・資料を残すとともに展示を見ることができなかった方々にもその内容の一端を伝えることができるような取り組みを継続しています。

先般のユン・ソンピル個展「PANTA RHEI」も展覧会パンフレットを作成予定でしたが、諸般の事情により完成が遅れています。

年内の完成を目指して制作作業中ですので、いましばらくお待ちください。完成時にはHRDファインアートのウェブサイトおよび当ブログにてご案内させていただきます。

a0123573_02340515.jpg

[PR]
# by hrd-aki | 2017-10-19 02:35 | おしらせ

ユン・ソンピル個展会期終了の遅いお知らせ

ご報告が遅くなりましたが、ユン・ソンピル個展「PANTA RHEI」は、すでに1カ月近く前になりますが会期終了しています。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

日本では初の個展となった今回の展示では、作家の全体像のごく一部しか紹介できませんでしたが、それでも鉄や磁石といった素材を用いてこの世界=宇宙の成り立ちと向き合うような作品づくりに取り組んでいるユンの魅力の一端を示すことができたのではないかと思っています。

そしてHRDファインアートの次の展覧会は、オープニングがすでに今週の土曜日(10月21日)に迫っていますが、「FLOATING」と題した日韓女性絵画作家3人展です。出品作家は荻野夕奈、田中加織、そしてチェ・ユンジョン。年末まで続く、今年最後の展覧会となります。こちらも是非よろしくお願いいたします。


a0123573_02263547.jpg




[PR]
# by hrd-aki | 2017-10-19 02:28 | おしらせ

ユン・ソンピルのドキュメンタリー映像

HRDファインアートで現在開催中のユン・ソンピル個展「PANTA RHEI」。作家の作品制作プロセスを記録した、長さ15分ほどのドキュメンタリー映像がYouTubeで公開されている。

ユンの作品がどのような思考と過程を経て産み出されているのか、その一端に触れることができる興味深い内容になっているので、是非ご覧いただきたい。映像もとても美しい。

a0123573_16341293.jpg

[PR]
# by hrd-aki | 2017-09-09 16:38 | アーティスト

ユン・ソンピル個展「PANTA RHEI」オープニング&トーク

先月18日から今月23日まで、ギャラリーでは韓国人アーティスト、ユン・ソンピルの個展「PANTA RHEI」を開催中。

展覧会初日には、来日したアーティスト本人、そして今回の展覧会を共同企画したソウルのギャラリーSpace O'NewWall(スペース・オニュウォール)の代表ソ・ジュノ氏、スタッフのカン・サンフン氏をまじえてオープニングレセプションとアーティストトークを行った(協力:鞍馬口アートインスティテュート)。

作家からは作品の制作プロセスや、その背景にあるコンセプトについての説明があり、ソ・ジュノ氏からはSpace O'NewWallのこれまでの活動内容、特に釜山ビエンナーレでの展示企画や地域密着型の社会的芸術活動などについて紹介してもらった。

ユンの作品は構造的には非常にシンプルなので、作家本人から制作プロセスの詳細な説明を受けることで作品に対する捉え方の深度も大きく変化する。表面を目でなぞるだけでは把握できない、工程と哲学が連関し合った部分にまで理解が届くので、とても有意義なトークイベントになったと思う。

***

自作について説明する作家のユン・ソンピル(左)。

a0123573_15461635.jpg

参加者から熱心な質問を受ける。

a0123573_15461692.jpg

Space O'NewWallのディレクター、ソ・ジュノ氏のプレゼンテーション。

a0123573_15461604.jpg


[PR]
# by hrd-aki | 2017-09-09 16:06 | ギャラリー

南條敏之による写真ワークショップ

現在、ギャラリーではユン・ソンピル個展「PANTA RHEI」が開催中だが、今回のブログでは前回展覧会の関連企画として開催した写真ワークショップ「私とたぶん私、そして私だった光」のことを、少し前のことだが紹介しておきたい。

個展「suns/signs/spectators」を開催した写真作家・南條敏之を講師に、写真とは、イメージとは、自己とは、といったテーマを考察するためのワークショップとして開催したのが、「私とたぶん私、そして私だった光」。水面に反射した太陽光の軌跡を捉えた、南條の代表的シリーズ「suns」をモチーフに、鏡に模した水面に参加者が自分の顔を映し、その顔=自画像を写真に収めるというのがこのワークショップの基本だが、もちろんそれだけで終わりではない。

南條の「suns」のシリーズの作品では、川などの流れのある水面の動きによって反射する太陽の姿は分裂したり引き伸ばされたりし、本来の太陽の姿とはかけ離れた「カタチ」が立ち現れている。それと同じように、このワークショップではわざと水面を波立たせたり揺り動かしたりすることによって水面に映る顔かたちを崩し、揺らぎ乱れた自画像として撮影した。

そのようにして撮影した何枚もの自画像写真から、各参加者が①はっきり自分とわかるもの、②ぎりぎり自分とみなせるもの、そして③自分とは言えないもの、の3点を選び、その選択理由とともに発表した。他人が見る限り、明らかに誰の顔とも判別がつかないほど撹乱された像であっても、撮影した本人は「ぎりぎり自分とみなせる」と判断したようなケースもあった。各自発表した「選択理由」も、顔はバラバラになっているものの「目がはっきり見えているから」といったものや、あるいは自分らしい「笑顔」が見てとれるから、といったポイントを挙げている参加者もいた。

そもそもこのワークショップは、マンガの登場人物のように目を大きくしたりするプリクラの画像編集機能に南條が関心を持ったことがきっかけとなって着想されたものだ。「目」という、人の顔の識別においては最も重要な要素であるはずのパーツが原形をとどめないほどにデフォルメされているにもかかわらず、映っている本人にとってはその巨大な目の異様な自画像が「私の顔」として成立している。であるならば、どこまで変化が加われば自分の顔とは呼べなくなるのか? 私の顔を私の顔のイメージとして成立させている要素は一体何なのか? こうした疑問に自画像撮影を通じて迫ってみようというのが、このワークショップの中心テーマなのだ。

写真は対象物である「被写体」なしには存在しえないが、その被写体と写真との関係性は固定したものではなく、写真はあたかも川の水面のように揺らぎ続けている。

約10名のワークショップ参加者は、いつもとは違う写真体験を通じて、また撮影した写真のイメージについてより深く考察することを通じて、写真という表現媒体の面白さ、楽しさを改めて認識していたようだった。ワークショップで撮影した自画像作品は、大阪教育大学(大阪・柏原市)の附属図書館「たまごギャラリー」で展示・発表されたほか、HRDファインアートの南條敏之個展会場内でもスライドショーとして上映を行った。

なお、本ワークショップは鞍馬口アートインスティテュート(KAIK)との共同開催で行われた。

***

ワークショップ開始前のオリエンテーションを行う南條敏之。

a0123573_03142418.jpg

顔がはっきり映るように強めのスポットライトを当て、しゃがみこんで水面を覗き込むような姿勢で撮影する。

a0123573_03142341.jpg

2人ひと組でペアになり、サポート役がスプーンを使って水面を波立たせる。

a0123573_03142494.jpg

ワークショップの最後に行われた発表会。各自選んだ3枚の「自画像」とその「選択理由」を発表した。

a0123573_03142438.jpg

大阪教育大学「たまごギャラリー」での展示の様子。

a0123573_03142524.jpg

鞍馬口アートインスティテュートのFacebookページ:

[PR]
# by hrd-aki | 2017-08-30 03:43 | イベント

ユン・ソンピル個展「PANTA RHEI」開催

8月18日から9月23日までの会期で、韓国人アーティスト、ユン・ソンピルの個展「PANTA RHEI」を開催します。

ユン・ソンピルは1977年韓国生まれ。大学からロンドンに留学し、スレイド美術学校で修士号を取得しました。鉄製の幾何学的な彫刻から鉄粉を使った半立体的絵画、さらには磁石とモーターで動く立体作品まで、幅広いメディアで制作を展開しています。

展覧会タイトルのPANTA RHEI(パンタ・レイ)は「万物は流転する」という意味のギリシャ語です。これは哲学者ヘラクレイトスが提唱したとされる言葉で、この世界のすべてのものはひとつの場所にとどまることなく変化し続けている、という世界認識を示しています。このタイトルが象徴するように、動的彫刻はもちろん、絵画作品においても、ユン・ソンピルの制作は「変化」が根幹的なテーマとなっています。変化にまつわる秩序性と無秩序性、そして表面的な流動性と本質的な不変性の対比が、ユンの端正な作品に通底するキーワードです。

2015年のギャラリーオープンからこれまで2年間、真夏の展覧会は避けてきましたが、今年から空調を導入して、初めての8月の展示となります。初日の8月18日(金)午後5時からは、来日するアーティストによるトークとオープニングレセプションを予定しています。貴重な機会となりますので、ぜひご参集ください。冷たい飲み物をご用意してお待ちしています。


なお、本展はソウルのギャラリーSpace O'NewWallとの共同企画により開催されます。

a0123573_16102257.jpg



[PR]
# by hrd-aki | 2017-08-13 12:07 | ギャラリー