京都・鞍馬口の現代美術ギャラリーHRD FINE ART(www.hrdfineart.com)のディレクターによるアート関係諸々ブログ。時にはアートと無関係な話題もあります。気が向いたら更新。
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南條敏之個展「suns / signs / spectators」

ギャラリーでは南條敏之個展「suns / signs / spectators」が先週からオープンしている。

2015年4月にHRDファインアートが常設ギャラリーを実験的にオープンさせたときのスタートの展示も南條敏之の個展だった。2年ぶりの南條展ということで、ギャラリーも2年間(断続的ではあるけれど)続いてきたんだなあと少しの感慨もあり。これもすべて、作家の皆さん、作品ご購入くださった皆さん、その他日々支えてくれている皆さんのおかげだと改めて感謝。

今回の展示では、南條が継続的に制作・発表している、水面に反射する太陽の光跡を捉えた「suns」のシリーズに加えて、サーキットを疾走するレーシングカーとそれをぼんやりと眺める観客を対比させた「spectators」のシリーズも2点展示している。爆音が鳴り響き、緊張感みなぎるはずの高速サーキットが、まるで長閑な田園風景のように変質してしまっているところに、南條の写真ならではの視点・視角の面白さがある。

さらに1点、「self portrait」と題した作品(水面を鏡に見立てたセルフポートレート)も展示されているが、これは会期中の5月13日(土)に開催される写真ワークショップと関連があり、展覧会タイトルの中の「signs」というワードともつながっている。ワークショップの詳細は近日中に発表の予定。


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# by hrd-aki | 2017-04-15 13:01 | ギャラリー

白河ノリヨリ個展終了と次回展覧会・南條敏之個展

約2カ月間にわたって開催してきた白河ノリヨリ個展「I.L.L.U. of Blue」が3月25日をもって会期終了しました。会期中、愛知・名古屋を中心に遠方からも多くの方にお越しいただき、数年ぶりの個展となった白河作品をご覧いただくことができました。この場を借りてお礼申しあげます。



HRDファインアートの次回展覧会は、4月8日(土)からスタートする南條敏之個展「suns / signs / spectators」です。「suns」の新作に加え、これまで未発表のシリーズ「spectators」からも作品を展示します。こちらもご期待ください。


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# by hrd-aki | 2017-03-28 03:38 | ギャラリー

『現代絵画』

古本屋で「保育社カラーブックス」シリーズの『現代絵画』を見つけた。著者は高階秀爾(このブログではだいぶ前に『ルネッサンスの光と闇』という本のことを取り上げたことがある)。

カラーブックスのシリーズは、動物や植物なんかのテーマ巻が子供の頃家に何冊かあったし、図書館にもずらりと並んでいた記憶があり、その装丁(ビニールカバーがかかっている)もなんとなくなつかしくて100円で購入した。マティスの表紙もビビッドでいい(ビニールカバーは破れていたので取って捨てた)。

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「カラーブックス」という名前の印象とは裏腹にカラー図版は案外少なくて、モノクロと半々くらい。カラーページとモノクロページが見開きで交互に出てくる構成になっている。初版1964年という時代を考えると、それでも当時としては十分に破格の出版物だったのかもしれない。

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取り上げられているのは、当然ながら1964年時点での「現代絵画」なので、19世紀末から20世紀初頭にかけてのヨーロッパ美術、ナビ派からフォーヴ、シュルレアリスムといったあたりから、最新でもポロックやロスコなどのアメリカ抽象表現主義までといった範囲で、今イメージする「現代絵画」や「現代美術」とはかけ離れている。そもそも表紙からしてマティスだし、そのあたりの「現代」の変化にも思いを巡らせるとちょっと面白いし、一般向けに書かれているとはいえ20世紀美術を改めて概観するのにはちょうどいいボリューム感だった。

そして、この本で一番びっくりしたのが、著者紹介のページ。写真の高階さんがものすごく若いのはさておき、「現住所」がマンションの部屋番号まで堂々と載っているのにはたまげた(部屋番号には念のためモザイク、意味ないと思うけど)。この当時はそういうものだったのかもしれないし、美術史家の自宅に押しかけたり、「なんでデュシャンの図版がカラーじゃないんだ!」とカミソリを送りつけたりする人もそんなにたくさんはいないとは思うけれど、著者の個人情報をこんなふうに出版物にさらけ出してしまうというのは今だったらとても考えられない。こんなところにも時代の変化は表れているなあ、と、本の内容とは全然関係のない感慨を抱いてしまったのだった。

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# by hrd-aki | 2017-02-18 15:19 | 雑感

「I.L.L.U. of Blue」オープニングレセプション

白河ノリヨリ個展「I.L.L.U. of Blue」の展示初日の1月27日(金)、作家を囲んでオープニングレセプションを開催しました。

京都の真冬らしい寒さでしたが、大変多くの方にお越しいただき、もともと小さいギャラリーがいつになく狭く感じられるほどでした。ご来場いただいた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

レセプションの様子と展示作品を写真で少しご紹介します。

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# by hrd-aki | 2017-02-03 17:23 | ギャラリー

「I.L.L.U. of Blue」オープニングレセプションについて

「LIGHT/RELATIONS」終了、そして次回展覧会のおしらせ」のエントリに掲載した情報の訂正です。
「会期中にアーティストトークを計画中」と記載しましたが、トークの開催はありません。1月27日(金)の展覧会初日に作家を囲んでのオープニングレセプションを開催します。ぜひ皆さんお越しください。



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# by hrd-aki | 2017-01-02 21:51

ウィンドウギャラリー展示:白河ノリヨリ

前回のブログでお伝えしたとおり、HRDファインアートでは来年1月27日から白河ノリヨリの個展「I.L.L.U. of Blue」を開催しますが、そのオープンに先立ち、出窓のウィンドウギャラリーで白河作品のプレビュー展示をスタートさせています。

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タイトル:《V-C-Light-2015》
サイズ:53.0×40.9cm
技法:アルミ箔、テンペラ、油彩/白亜地キャンバス
制作年:2015年

お近くにお越しの際は是非ご覧ください。


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# by hrd-aki | 2016-12-12 01:37 | ギャラリー

「LIGHT/RELATIONS」終了、そして次回展覧会のおしらせ

12月3日まで会期を延長したパク・ヒョンジュの個展「LIGHT/RELATIONS」も全日程を終了しました。会期中ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

HRDファインアートでの次回の展覧会は、愛知在住の絵画作家、白河ノリヨリの個展「I.L.L.U. of Blue」となります。年明け1月27日(金)のオープンで、3月25日(土)までの会期となります。

今のところオープニングレセプションは予定していませんが、会期中に作家によるアーティストトークとレセプションの開催を計画しています。日程等が決まりましたらまたこのブログでも告知しますので、今しばらくお待ちください。

また、今週末からHRDファインアートのウィンドウギャラリーで白河作品のプレビュー展示をスタートします。こちらも詳細はまた追ってお知らせします。

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# by hrd-aki | 2016-12-08 02:46 | ギャラリー

「LIGHT/RELATIONS」会期延長のおしらせ

現在開催中のパク・ヒョンジュ個展「LIGHT/RELATIONS」の会期を2週間延長いたします。

最終日は12月3日(土)で、新たに11月25日(金)、26日(土)、12月2日(金)、3日(土)の4日間が追加的なオープン日となります。まだご覧になっていない方はぜひお運びください。

12月3日までの会期中は従来通り事前アポイントも受け付けております。info@hrdfineart.comまでお気軽にご連絡ください。


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# by hrd-aki | 2016-11-11 14:46 | ギャラリー

改装のこと (3) 天井照明の修理

改装のこと、というテーマからは外れるけれど、ギャラリーの照明が点かなくなったので、町内の電気屋さんに修理に来てもらう。電気屋さんといっても自宅兼店舗という個人商店的な感じで、しかもご高齢でほとんど半分リタイヤ状態のおじいさん。

年季の入った工具箱片手に玄関を入るなり、「なつかしいなあ、ここ、前は木下さんいう人が住んではってねえ。その頃はよく来たもんですよ」。

テスターで調べてもらったところ、シーリングソケットまでは通電していたので、相当古そうなシーリングソケットを新品に交換してもらい(天井板もボロくなっているので無理矢理ビスをねじ込んで固定)、それから接触不良を起こしていたダクトレールも、あれやこれやと難儀しながらも最終的にはハンダ付けできっちり直してもらった。ハンダゴテを見たのも久しぶり。

結局すべての作業が終わったのは2時間近くたってから。それでも料金はだいぶおまけしてもらったと思う。あんまり安すぎて、領収書をもらうのをためらってしまった。まあいいか。

こういう「町の電気屋さん」的な商売は、電気屋さんに限らず、これからどんどんなくなっていってしまうんだろう。そう考えるとちょっと寂しい。またそのうち何か頼んでみよう。

Facebookより再録)

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# by hrd-aki | 2016-09-20 02:44 | ギャラリー

パク・ヒョンジュ個展「LIGHT/RELATIONS」開催

9月30日(金)から11月19日(土)までの約2カ月間にわたって、韓国人アーティスト、パク・ヒョンジュの個展「LIGHT/RELATIONS」を開催します。

パクはソウル出身、ニューヨーク大学や東京藝大に留学経験があり、韓国国内にとどまらず米国や日本でも幅広く制作・展示活動を行っています。

HRDファインアートとの関係で言えば、2010年にソウルで企画開催した「GOLD EXPERIENCE 日韓現代金箔絵画」と、2012年に名古屋と小牧で開催した「GOLD EXPERIENCE 2 〜 金鯱によせて」の参加作家でもあります。また、2010年の「GOLD EXPERIENCE」と2009年の「余韻/響き~日本の写真作家3人展」の会場となったアーティスト・ラン・スペースHyun Galleryの主宰者でもあります(現在はクローズ)。

金箔を施したボックス状のオブジェを一定のルールに従って配置した、パクを代表するシリーズであるインスタレーションは、その厳密な構成や幾何学的な無機質性がときとしてドナルド・ジャッドやカール・アンドレのミニマル・アートに比せられることもありますが、鮮やかで豊かな色彩の持つ物語性、金箔という素材が人類の歴史、とくに精神史との深い関わりを想起させることなど、ミニマリズムを止揚し超克した作品世界がそこには成立しています。

初日の9月30日(金)午後5時から、作家を囲んでささやかなオープニングレセプションを開催します。お誘い合わせのうえ是非ご来場ください。

展覧会の詳細は下記ウェブサイトにてご確認ください。
http://www.hrdfineart.com/exb-park_hj16.html

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# by hrd-aki | 2016-09-20 02:20 | ギャラリー