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〈DEMADO PROJECT〉たまてばこ堂:川嶋久美
当オフィスのウィンドウギャラリーの展示プロジェクトDEMADO PROJECTの第4弾として、熊本在住の作家、川嶋久美による「たまてばこ堂」を来週末からオープンする。
熊本・河原町で月1回開催される「アートの日」での展示など、サイトスペシフィックなインスタレーションや観客参加型の展示を活動の中心としている川嶋久美。河原町では「たろ」というアーティストネームで発表しているが、今回は実名(?)での発表となる。 もう1年以上前のことになるが、昨年10月の「河原町アワード」で「HRD賞」に選ばせていただいたのがこの作家との縁のきっかけだった。 当初、HRD賞の副賞として、ソウルの狭小アートスペースでの展示プロジェクトの企画・コーディネートということを考えていたのだけれど、これがソウル側の態勢がなかなか整わず、実現にいたるまでにまだまだ時間がかかりそうなので、その前にDEMADO PROJECTでの展示をオファーすることにした。つまり、今回の展示は「河原町アワード2010」の一部であり、延長にあると言ってもよいような企画なのだ。 昨年の河原町アワードでの川嶋の作品は、ビニールでつくった透明な服をハンガーで頭上にいくつも吊るし、その服から抜け出した様々な色がカラフルな雨となって降る様子をジェル状の雫で表現したインスタレーションだった。もともと繊維問屋街だった河原町の歴史と、そこから現在のアートの街への変貌と、変化する時間を視覚的に表現する試みだ。 イラスト的な作品やクラフト的な作品が過半数を占める河原町アワードの出品者たちの中にあって、川嶋のインスタレーション展示は常に異彩を放っている。河原町という強烈な場所性を汲み取ったり、「アートの日」という非日常の祝祭的な感情を切り取ったりと、野心的な展示をいつも見せているが、「アートの日」のイベント性が逆に窮屈さを生んでいる印象も、川嶋の作品に限って言えば正直なところ受けていた。 そんな彼女が、京都の街で、町家のウィンドウギャラリーというこれまた特殊なセッティングの中で、どのような展示を構成し、展示するのか、これはとても興味があった。いくつかのアイディアを意見交換する中で彼女から出てきたのが、「浦島太郎の玉手箱を売る店」というプランだった。 京都の町家が持つ歴史的背景から引き出された「架空の店」という設定、時間を封じ込めるということの空想性、決して開けてはいけない箱という物語性、観客の参加など、川嶋のアーティストとしての特徴がよく発揮された展示になるのではないかと期待している。 詳細はDEMADO PROJECTのページに情報を掲載しているのでそちらをご覧いただくとして、ここでひとつお願い。このプロジェクトには観客の参加が欠かせない。お時間がある方は11月19日のオープニングレセプションにぜひご参加いただき、玉手箱に入れる「思い出」の提供をお願いしたい。また、レセプションに参加できないという人でも、郵便等でのやりとりでプロジェクトに参加していただくことは可能なので、ご興味のある方はメール等でお問い合わせいただきたい。 *** DEMADO PROJECTのウェブページ http://www.hrdfineart.com/demado/dtop.html facebook上のDEMADO PROJECTのページ http://www.facebook.com/pages/Demado-Contemporary-Art-Project/139676042758086
by hrd-aki
| 2011-11-10 22:16
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