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「GOLD EXPERIENCE 2 〜金鯱によせて」展
2010年5月に韓国ソウルのHyun Galleryにて「GOLD EXPERIENCE〜日韓現代金箔絵画」というグループ展を企画・開催した。日本と韓国で、金箔や金属箔を画材として使用した絵画を制作している6人の作家の作品を展示する日韓国際交流展だった。当初から日本にも巡回開催する計画はあったのだが、準備に時間がかかり、約2年後となるこの3月に愛知・名古屋で開催できる運びとなった。
今回の「GOLD EXPERIENCE 2 〜金鯱によせて」には、2010年のソウル展の作家のうち、黄金背景テンペラでシュールレアリスム的な画面を描くソン・ジュンドクが参加できず、かわりに韓国から、絵画からインスタレーションまで幅広い発表を行っているハン・ホ、さらに日本人作家としては西陣織の箔の技法を絵画に応用した作品を制作する野口琢郎と、2人の作家が新たに加わり、総勢7名による展示となっている。 名古屋と小牧と、愛知県内の2会場で展示は行われる。名古屋の会場は愛知県立芸術大学サテライトギャラリー。名古屋の繁華街の中心に位置する栄にある大学の展示スペースで、ホワイトキューブと言ってよいクリーンな展示空間だ。 第2会場は小牧市にある歴史ある住宅「旧竹内邸・常懐荘」。昭和初期の典型的な和洋折衷様式で建てられた邸宅で、愛知産業大学の前身である愛知高等女子工芸学校の創設者である竹内禅扣(ぜんこう)の私邸だった文化財級の建物だ。襖絵や調度にも意匠が凝らされたこの建物を、3月10日と11日の土日2日間のみ、オープニング特別展示として公開し、小品中心に各所に作品も展示する。10日のオープニングレセプションではアーティストトークも予定している。 さらにこの2日間、常懐荘では、参加作家のひとりである木村了子による観客参加型のゲーム作品「常懐荘の兄弟(ふたり)〜出逢い編」も開催する。これはいわばリアル双六、あるいはシミュレーションゲームとも呼べるようなもので、木村了子作品に登場する「イケメン兄弟」が常懐荘を案内するというかたちで建物の各部屋を巡り、ゴールを目指す。木村は以前に「婚活♥双六」という版画作品を制作しているが、今回の試みはそれを体験的作品へと一歩進めたものになる。 常懐荘の外観と、ロビー部分はこんな感じ。どこか懐かしさを感じさせる建物だ。 この展覧会のメインテーマはもちろん「金箔」だが、もとより「金」や「箔」そのものの歴史的位置づけや象徴性の再考にとどまらず、画材や技法と表現テーマ・主題との関係性や相互連関、またさらにはデジタル/バーチャル時代における絵画の物質性(手触りや重さ、質感など)が持つ意味など、絵画と美術にまつわるより深く多義的な問いに向けての入り口となるような展覧会とすることを狙いとしている。 名古屋や愛知近辺の方はぜひご来場・ご高覧いただきたい。詳細はHRD FINE ARTのウェブサイトにて。 http://www.hrdfineart.com/exb-gold2nagoya12.html *** HRD FINE ARTウェブサイト http://www.hrdfineart.com/exb-gold2nagoya12.html facebook上のイベントページ http://www.facebook.com/events/297454866985757/
by hrd-aki
| 2012-03-06 01:43
| 展覧会企画
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