今年の1月から2月にかけて、DEMADO PROJECTの展示第6弾として「鳥達は色を失ってから形を失う」を開催した。ブログ更新をサボりすぎて、もうずいぶんと時間がたってしまい遅きに失した感はあるのだけれど、ひとまずブログ再開の手始めとして、この展示について……。
「鳥達は色を失ってから形を失う」は、同時期に京都市内の複数会場で開催されたグループ展「溶ける魚 ― つづきの現実」の関連企画として、同展の出品作家のうちの2人、安喜万佐子と木村了子によるコラボレーション作品展示というかたちで行った。
安喜万佐子はこの展示のために狩野山雪の「雪汀水禽図屏風」に取材した金箔・銀箔による小品を制作。木村了子はその前面の窓ガラスに直接、自作のモチーフである「鷹男」をドローイング、さらに「鷹男」ステッカーを貼りつけた。安喜の作品の中にも「鷹男」のモチーフが紛れ込んでいて、全く異なる仕事をしている作家同士のコラボレーションならではの、重層的なレイヤー性を持つ面白い空間絵画ができあがった。
1月11日に行ったオープニングレセプションでは、オフィスの室内にも両者の絵画やドローイング作品を展示した。
以下、木村了子の現地制作からオープニングレセプションの様子まで、写真でご紹介する。
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DEMADO PROJECT「鳥達は色を失ってから形を失う」のウェブページ
http://www.hrdfineart.com/demado/06birds.html