今日は京都と大阪でたくさん電車に乗った。
京都地下鉄では、国際会館で何かイベントでもあったとみえて車内はスシ詰めの満員。京都のセラミック的な会社の社章バッジをつけたスーツ姿の男がちらほら見えたので、京都のセラミック的な会社の関連の何かがあったのかもしれない。そのうちのひとり、いい年したおっさんが満員の車内にもかかわらず中途半端なポジショニングでシートの2人分のスペースを占拠し続けていた。京都のセラミック的な会社の金ピカのバッジを光らせてても、スマホ2台使いこなしてても、それじゃ人間としてダメだ。よっぽど一声かけようかと思ったけどセラミックで殴られたら痛そうなのでやめておいた。
そしてJR環状線もかなりの混雑。大学生とおぼしき若い男二人がシートに座っていて、赤ちゃんを抱っこして立っている若い母親と「赤ちゃんかわいい」とかなんとか談笑している。男二人は馬鹿面でずっと座ったまま。赤ちゃんの母親はずっと立ちっぱなし。しかもそばには赤ちゃんの祖父母とおぼしき老夫婦も立っている。でもとにかく若い男二人は座ったまま。ひとりは足まで組んでる。
何駅目かでその男二人の横に座っていた中年女性が降りて席が空き、赤ちゃんと母親が座れるかなと思ったその瞬間、僕の隣に立っていたドラッグクイーン(あるいはドラッグクイーン風のおばさん)がシャコのパンチなみの素早さでそのスペースに飛び込んできて着席、すぐに寝たふりを始めてしまった。
数駅後、大阪城公園で馬鹿者、もとい若者二人は降りていった。最後まで「自分たちが席を譲ったほうがいいのかもしれない」という想像は働かなかったようだ。ドラッグクイーン(もしくはドラッグクイーン風のおばさん)のほうはほんとに疲れてそうだったし、マスカラもひどい状態だったので、まあ仕方ない。
いろいろひどすぎて気分が悪いので自宅に帰って缶ビールを3本も開けてしまった。日本っていつからこんな国になっちゃったんですかね。前から?
あ、タイトルの「火車頭トーマス」というのは香港のテレビで見た「きかんしゃトーマス」の広東語タイトル。同じ漢字を使っていても言語が違うので違和感があるのは当たり前だけど、それにしても「火車頭」という語感は日本語的にはちょっとすごい。本文の内容とはほとんど関係ありません、あしからず。