緊急事態宣言と展示の継続について

1月13日、京都府にも新型コロナウイルス感染拡大にまつわる緊急事態宣言が発令された。なんとも場当たり的な、見当違いも甚だしい緊急事態宣言である。

そもそものタイミングが遅すぎるうえ、緊急事態が云々と言いだしてからも要請、検討、調整と無意味なプロセスで貴重な時間を無駄にし、午後8時以降の飲食店の営業自粛（自粛？）を求める（求める？）だけかと思いきや、政府分科会の尾身会長は「昼も外出を控えろ」などと言い出す始末（どうやって？）。感染の拡大を食い止めたいなら、ウイルスの抑制に成功している国と同じように大量検査による感染者の洗い出しと隔離の徹底しか方策は存在しないはずなのに、「経済を回せ」を念仏のように唱えながら収束できるはずの事態をダラダラと先延ばしし続けている。この調子では2月に緊急事態宣言が解除できるかどうか甚だ疑わしいし、仮に数字をいじくって解除にこぎつけたとしても、早晩再爆発しさらに被害が拡大するのは目に見えている。さっぱり意味がわからない。

さっぱり意味がわからないのは僕が感染症の専門家ではないからなのかな、とも思いつつ、だったら様々な理路や意図がわかるように明確に説明するのが為政者の責務だよなあ、とも思うので、やっぱり

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自民党・公明党による日本政府が無能

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で確定でいいのではないかと思う。

というわけで、緊急性の欠片も感じられない緊急事態宣言が出されたわけだが、HRDファインアートとしてはこれまでも常に感染防護に最大限の注意を払って営業を続けてきているので、今後も特段変わりなくそれを継続していくだけ、ということになる。もちろん接触機会の増大につながるような長距離の移動は避けることが望ましいので、関西域外からの来場は一般論としては避けていただいたほうがいいのだろうが、各々の都合と状況を勘案したうえで各自合理的なご判断をいただければと思う。何しろ政府が合理的な判断を何ひとつしてないんだから。

HRDファインアートの感染対策の取り組みについてはこちら。

http://hrdfineart.com/covid19.html

開催中の南條敏之個展「shelterbelt 〜 亭々と／点綴と」の会期は1月30日まで。インスタグラム（@hrdfineart_aki_hrd）で作品を1点ずつ紹介しているので、会場を訪れることがかなわない方はそちらでバーチャルな鑑賞もお楽しみいただきたい。製作中の写真集も来週にはギャラリーで販売開始する予定である。

その次の展覧会は「精神の風景 ・○▲□」と題したグループ展（2月11日〜3月27日）。天野百恵、上野洋嗣、佐野直、田中加織、原口勉の5名によるグループ展で、「山」を中心テーマに、人間精神と風景の関係を探る展覧会となる。こちらも現在のところ変更なく開催の予定。乞うご期待。

http://hrdfineart.com/exb-spirituallandscape21.html