2023年の東アジア文化都市に選定された韓国・全州市の主催で、全州市ならびに同じく選定都市である日本の静岡県、中国の成都市および梅州市から現代美術作家11名が参加する国際交流展です。展覧会はパルボク芸術工場とハンビョク文化センターの市内2会場で開催され、HRDファインアートの原田明和は3名の静岡関連作家(奥中章人、鈴木崇、本原令子)のキュレーションと参加コーディネートを担当しています。
韓国・全州からの参加作家はボムジュン、ソ・ワンホ、イ・ルリ、チョ・ヘジュンの4名、中国・成都および梅州からの参加作家は古典、張晋、何工、トウ箭今の4名で、中国と韓国の作家のキュレーションは全州文化財団のキム・ジン氏とSpace O'NewWall(ソウル)のソ・ジュノ氏が担当しています。
コロナ禍による渡航制限により人的交流が実質的に途絶えた数年間を経て、再び現代美術を通じた東アジア3カ国の交流が再開しており、この展覧会もそうした流れの一翼を担っています。政治的・経済的には多くの課題や軋轢を抱える3カ国が、美術という共通言語により相互理解を深める場となることも期待しています。韓国にいらっしゃる方、会期中当地を訪れる機会のある方はぜひご覧ください。
2023年東アジア文化都市全州・現代美術交流展 和/Harmony
会場:パルボク芸術工場/ハンビョク文化センター(韓国・全州)
会期:2023年7月14日~8月13日