3月〜4月に開催した天野百恵の個展
「Tiny Organisms - ゆたかな・菌の森 -」と、その翌週に開催されたアートフェア
「神戸アートマルシェ2024」(HRD+ONWとしての出展)と、春の2つの展示は無事終了しました。ご来場・ご観覧くださった皆様、関心をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。
すでにここでも予告していた通り、HRDファインアートでの次回展覧会は5月11日からの
「GOLD EXPERIENCE 3 〜 メタリュージョン」です。韓国と日本、それぞれ4名ずつ、合計8人のアーティストによるグループ展で、ひとつの展覧会で展示する作家人数としてはHRDでは最大規模のグループ展となります。
副題に「日韓現代金箔絵画」とあるように、金箔またはその他の金属の箔を画材として取り入れた絵画表現にフォーカスした企画展です。また「3」とあるように、これまでも同じテーマの展覧会を(メンバーは少しずつ入れ替わりながら)2回開催してきて、今回が3回目。
「GOLD EXPERIENCE」の第1弾は韓国ソウルのHyun Galleryにて2010年に開催。第2弾は2012年に愛知県内の2会場(名古屋市の愛知県立芸術大学サテライトギャラリーと小牧市の和洋折衷建築「旧竹内亭・常懐荘」)で開催。いずれもHRDファインアートの京都のギャラリーをオープンする前の外部企画でした。今回は初めて、京都のHRDでの開催となります(なお、まだ全く未定なので余談ながら、日本国内の別の場所や韓国での巡回開催(第4弾? 第5弾?)の企画もいずれ進めていきたいと考えています)。
出品作家は、韓国からはク・ボナ、イ・ミヨン、パク・ヒョンジュ、ソン・ジュントクの4名、日本からは木村了子、七篠奈津美、白河ノリヨリ、安喜万佐子の4名。共通項は「箔(またはそこから派生した画材)を使用した絵画」ということだけで、表現手法も技法もテーマも、そしてキャリアも異なる多彩な8名が揃いました。
個人的には第1弾の「GOLD EXPERIENCE」がもう14年も前のことというのがちょっと信じがたいような時の流れですが、この時の出品作家で今回も参加するのはパク・ヒョンジュ、ソン・ジュントク、木村了子、白河ノリヨリ、安喜万佐子の5名。定点観測的に、それぞれの作家の進化や変転、はたまた継続性に目を向けるのもまたひとつの興味深い鑑賞ポイントになるのではないかと思います。
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展覧会初日の5月11日にはアーティストを囲んで(と言っても残念ながら全出品アーティスト揃い踏みとはいかず、今のところ日韓4〜5名の作家が参加の予定)ささやかなオープニングレセプションも開催します。時間は18時頃から。ぜひお誘い合わせのうえお気軽にお越しください。