京都・鞍馬口の現代美術ギャラリーHRD FINE ART(www.hrdfineart.com)のディレクターによるアート関係諸々ブログ。時にはアートと無関係な話題もあります。気が向いたら更新。
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トランスフォーマー見学

土砂降りの雨の中、「トランスフォーマー」を見てきた。
といってもアニメでもハリウッド映画でもなく、ファッションブランドのプラダと建築家レム・コールハースのコラボレーションによるイベントのこと。ソウル中心部の慶煕宮(キョンヒグン)という李氏朝鮮の宮殿の敷地内で4月から9月まで行われている。

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「Transformer」には「ART, ARCHITECTURE, FILM, FASHION」というテーマが設定されていて、4月のスタートはファッションの展覧会、6〜7月は映画、そしてこのあと8月からはアートの展覧会、というように展開していく。それぞれのイベントの会場となるのが、コールハースがデザインした可動式(?)のパビリオン。正四面体を基本としたカタチに、白い布っぽい素材で外装されている。イベントごとにパビリオンがサイコロみたいに回転して、専用の建物として使用される。もちろん普段からトランスフォーマーのロボットみたいにグリグリと変形し続けているわけではないし、変形の様子が見られるわけでもない。変形というか、基本的には回転するだけのようだし、TransformerよりもRotaterのほうが正しいのでは、と思わなくもない。

イベントを鑑賞するためには事前予約が必要だし、2時間も費やす時間的な余裕もなく(今は「シネマ」のイベント期間中なのでパビリオンも映画館として機能していて、映画監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥと、もうひとり元NYタイムズ映画批評家が選んだアート系の映画が日替わりで上映されている)、今回は外から眺めるだけで退散した。

正直なところ、パビリオン自体が思ったよりも小さかったし、設置されている場所もあまりスペクタクルではなく(古い宮殿との対比というコンセプトもあまり鮮明には見えず)、ちょっと期待外れだった。テントっぽい布の外装もどこかチープに見えてしまう。やりたいイベントが先にあってそれをやるためにどうするか、というよりも、ハコをつくってからその中で何ができるかを考える、というハード先行、建築家主導の発想をちょっとトランスフォームしただけで、古くささもどうしても拭えない。

8月16日から9月末まではアートの展覧会が開かれるらしいので、期間中にまたソウルに行く機会があれば、今度は中にも入ってみたい(どのような展覧会なのか、ウェブサイトからは情報が見つけられなかったのだけれど)。

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これが慶煕宮の入口の門。Transformerはこの中にある。

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左奥に見えるのが慶煕宮の建物。

***

Prada Transformerの公式サイト
http://prada-transformer.com/

こちらはPrada Transformerをデザイン視点で紹介したページ
http://www.designboom.com/weblog/cat/9/view/6012/oma-prada-transfomer.html
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by hrd-aki | 2009-07-14 10:07 | レポート
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