韓国最大のアートフェア「KIAF」を見てきた。
KIAFはソウル江南の三成(サムソン)にあるCOEXというコンベンションセンターで毎年開催されている。去年までは1階のホールを使っていたのが、今回は3階に移動していた。「不況で予算が少ないからじゃない?」というのは一緒に見に行ったソウルの友人の弁。それでも会場は大きいし、ひとつひとつのギャラリーブースのサイズも日本のアートフェアでは考えられないくらい広い。
KIAFはここ数年毎年見続けている。一昨年までは倍々ゲームに近い感覚で拡大を続けてアジア最大と言ってもいいような規模に成長してきたアートフェアだけれど、去年はリーマンショックの直後で完全な沈滞ムード。みんなが「最悪のタイミング」と言っていた。今年もその「最悪のタイミング」が続いているようで、知り合いの韓国人ギャラリストたちもどこかしら表情が暗い。
それでも一定の規模と国際性を担保しようとするフェアの姿勢は見習うべきものがある。今年の招待国はオーストラリアのようで、有名なNiagara Galleryをはじめ数件のギャラリーが出展していたし、ホールの一画ではインド現代美術の特別展も開催されていた。
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僕が行ったのは日曜日。開場から間もない11時過ぎで、まだ閑散としているホール内。
インド現代美術の特別展。
10月の「余韻/響き」展でもお世話になるHyunjoo Parkさんの作品展示。ソウルのVit Galleryのブースにて。
これは女の子3人組(?)のハプニング的なパフォーマンスの一場面。
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http://www.kiaf.org/