ソウルの弘大(ホンデ)にあるSangsangmadang(サンサンマダン)で2008年10月から11月に開催されたグループ展「見える声 part II:とてもささいな」の展覧会カタログに短いエッセイを寄稿した。
カタログの出版は展覧会期には間に合わず、ようやく今年の4月に完成したらしい。僕もこの11月になってやっと入手できた。展覧会からすでに1年以上たっている。ずいぶんと待たされたけれど、韓国らしいといえば韓国らしいペースではある。
展示は同じくホンデにあるGallery Loop(またはAlternative Space Loop)の企画によるもので、11人のアーティストがコミュニケーションをテーマとした作品を発表していた。一方、展覧会カタログは、それらの作家の作品に添えて11人のキュレーターやディレクターなどが書いたエッセイが掲載されている。
僕が文章を寄せたアーティストはWoosuk Jang(チャン・ウソク)。作品の解説や評論ではなくエッセイを、という指定だったので、おとぎ話や童話をパロディ化したペインティングやアーティストブックを発表しているJangの作品に絡めて小文を書いた。
残念ながらカタログは韓国語オンリーで、僕の文章も英語で書いたものを韓国語に翻訳したものだけしか掲載されていない。