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京都・鞍馬口の現代美術ギャラリーHRD FINE ART(www.hrdfineart.com)のディレクターによるアート関係諸々ブログ。時にはアートと無関係な話題もあります。気が向いたら更新。
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カテゴリ:展覧会企画( 11 )

「GOLD EXPERIENCE 2 ~金鯱によせて~」図録完成

2012年3月に愛知県の名古屋市と小牧市の2会場で開催した「GOLD EXPERIENCE 2 ~金鯱によせて~」の図録。各方面からのご協力をいただいて、展示風景を収録した記録集も兼ねたかたちで、展覧会から1年後にようやく完成した。

4月にはすでにできあがっていたので、このブログでのお知らせもだいぶ遅ればせになってしまったが、一応告知だけはしておこうと思う。

定価1,000円で販売中。ご興味のある方はメールにてお問い合わせください。

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***

「GOLD EXPERIENCE 2 ~金鯱によせて~」展の詳細情報はこちら。
http://www.hrdfineart.com/exb-gold2nagoya12.html
by hrd-aki | 2013-08-11 01:02 | 展覧会企画

南條敏之の個展、ソウルにて開催

近年は水面に反射する太陽の光跡を捉えた作品を中心に制作を続けている写真作家、南條敏之の個展を韓国・ソウルのオルタナティブスペース「O'NewWall」で開催することになった。会期は今年の11月10日から12月9日までの約1カ月間(予定)。

O'NewWallは「オニュウォール」と発音する。個人経営の小さなスペースだが、パフォーマンスなども含めて意欲的に企画展示を行っているところで、画一的な韓国現代アートシーンの多様化に今後大きく寄与していくのではないかと期待している。今度の南條展も、そういった点でも意味のあるものになればいいなと思うし、ぜひそのようなものにしたいと考えている。

オープニングの週末、ソウルでは「Doors Art Fair」というホテルアートフェアも開催されているので、併せて見に来ていただければ幸いである。

続報、詳細は追ってこのブログやウェブサイトで報告する予定。

画像は南條敏之の作品「Suns」シリーズから近作の1点。

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***

南條敏之について(HRD FINE ARTウェブサイト)
http://www.hrdfineart.com/art-nanjo.html

O'NewWallのウェブサイト
http://onewwall.com

Doors Art Fairのウェブサイト
http://www.doorsartfair.com/index.htm
by hrd-aki | 2012-09-18 01:52 | 展覧会企画

「GOLD EXPERIENCE 2」展示風景 (2)

(1)愛知芸大サテライトギャラリーの展示風景からのつづき。小牧の旧竹内邸・常懐荘での展示風景。

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白河ノリヨリの作品。納戸の襖絵の意匠と奇妙にマッチした。

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洋間のパク・ヒョンジュ作品(右側の2点)と木村了子作品。

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洋館2階踊り場のイ・チオンの小品。

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洋館の2階の座敷を使用した安喜万佐子と林ケイタのインスタレーション。常懐荘の天袋の板戸に描かれている蝶をモチーフに、キャンバス地に金箔を施した切り抜きの蝶が回転台の上で回転する。そこにプロジェクターの光が当たると、回転する蝶の羽に反射した光がゆらめきながら室内を照らす。常懐荘の場所性を汲み上げ、金箔と光を効果的に活かした幻想的なインスタレーションになった。

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玄関口には木村了子のゲーム作品「常懐荘の兄弟(ふたり)」のスタートの説明とドローイング。これは、常懐荘に住む架空のイケメン兄弟に展覧会場を案内してもらうという設定で、兄弟それぞれの質問に対する答えを選択肢から選びながらゲームを進めていく。

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これが「常懐荘の兄弟」のゲームの一場面。木村了子の作品と、ストーリーブックが設置されていて、自分が選んだ回答のアルファベットに合わせたストーリーブックをめくると、次の場面に進んでいけるようになっている。

ゴールまでたどり着くとハッピーエンド、ノーマルエンド、バッドエンドという3つのエンディングが待ち受けている(ハッピーエンドなら恋愛成就、バッドエンドなら残念ながら脈なし)。意外とたくさんの方がハッピーエンドを達成したようだ。

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2日間の展示の初日に行ったアーティストトークで、ゲーム作品について説明する木村了子。

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スライドで作品制作プロセスについて説明する野口琢郎。スライドは電気ごてと硫黄を使って銀箔を焼いて変色させているところ。

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アーティストトークは和室を2つつないで大広間のようにしたスペースで開催した。

天候にも恵まれ、2日間という短い公開ながら多くの方にご来場いただくことができた。この場を借りて感謝。

***

HRD FINE ARTウェブサイト
http://www.hrdfineart.com/exb-gold2nagoya12.html

facebook上のイベントページ
http://www.facebook.com/events/297454866985757/
by hrd-aki | 2012-04-03 20:05 | 展覧会企画

「GOLD EXPERIENCE 2」展示風景 (1)

会期終了からもうすでに2週間ほどたってしまったが、前回のブログで紹介したとおり名古屋と小牧の2会場でグループ展「GOLD EXPERIENCE 2〜金鯱によせて」を開催した。

名古屋の展示会場は愛知県立芸術大学のサテライトギャラリー。愛知芸大自体は名古屋ではなく長久手市というところにあるのだけれど、愛知県の県庁所在地である大都市・名古屋との関係性という観点から、このサテライトギャラリーを開設したと聞く。栄の繁華街の真ん中にあり、アクセスは至便。ただ、オフィスビルの3階にあり、なかなか外からはギャラリーの存在がわかりづらいのが難点だった。しかしスペースはクリーンで本道のギャラリーそのものといったところ。メインの展示室には平面を中心に、そして奥の会議室的なスペースには安喜万佐子と映像アーティスト・林ケイタのコラボレーションによる絵画+映像インスタレーションを展示した。

もう一方の小牧会場は、旧竹内邸・常懐荘という、昭和初期に建てられた当時の典型的な和洋折衷形式の住宅。こちらは、出品作家の小品を中心とした作品を点在させ、また安喜万佐子+林ケイタの絵画+映像インスタレーションも小規模かつサイトスペシフィックな常懐荘バージョンを展示。さらには木村了子による参加型恋愛シミュレーションゲーム作品「常懐荘の兄弟(ふたり)」が館内各所に展開した。オープニングの3月10日には参加アーティストによる作品解説のアーティストトークも行った。

以下、展示の様子などを写真でご紹介。まずは愛知芸大サテライトギャラリーから。

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展示室全景。

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反対方向からの全景。

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右2点がハン・ホの作品、左の3点が木村了子の作品。ハン・ホの作品は厳密な意味での「箔」は使用していない。いわば疑似金箔を使用したコラージュ作品。木村了子の作品の左2点は常懐荘での恋愛シミュレーションゲームとも関連している、「龍男」と「鯱男」。

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右2点がイ・チオン、左側がパク・ヒョンジュの作品。パク・ヒョンジュの作品は木製のブロックの上下左右の側面にテンペラ絵画の技法を用いて金箔を施し、照明による光の反射と影と、色面の組み合わせで空間を創出している。イ・チオンの作品は扱いづらい箔を敢えてコントロールせずにランダムに画面に散らすことで偶然性を含む絵画的効果を生み出している。

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右4点が野口琢郎の作品。箔の定着のために漆を接着剤として使用するという特殊な技法を用いている。左の2点は白河ノリヨリの作品。アルミニウム箔を下地としてその上に描画している。

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安喜万佐子と林ケイタのコラボレーションによるインスタレーション。

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金箔を使用した風景画12点の連作と、プロジェクターによって変化する雲の動きを捉えた映像を投影した壁面を対置させ、風景/光の変化が金箔の画面に与える変化を提示している。

(2)の常懐荘の展示風景につづく

***

HRD FINE ARTウェブサイト
http://www.hrdfineart.com/exb-gold2nagoya12.html

facebook上のイベントページ
http://www.facebook.com/events/297454866985757/
by hrd-aki | 2012-04-02 18:44 | 展覧会企画

「GOLD EXPERIENCE 2 〜金鯱によせて」展

2010年5月に韓国ソウルのHyun Galleryにて「GOLD EXPERIENCE〜日韓現代金箔絵画」というグループ展を企画・開催した。日本と韓国で、金箔や金属箔を画材として使用した絵画を制作している6人の作家の作品を展示する日韓国際交流展だった。当初から日本にも巡回開催する計画はあったのだが、準備に時間がかかり、約2年後となるこの3月に愛知・名古屋で開催できる運びとなった。

今回の「GOLD EXPERIENCE 2 〜金鯱によせて」には、2010年のソウル展の作家のうち、黄金背景テンペラでシュールレアリスム的な画面を描くソン・ジュンドクが参加できず、かわりに韓国から、絵画からインスタレーションまで幅広い発表を行っているハン・ホ、さらに日本人作家としては西陣織の箔の技法を絵画に応用した作品を制作する野口琢郎と、2人の作家が新たに加わり、総勢7名による展示となっている。

名古屋と小牧と、愛知県内の2会場で展示は行われる。名古屋の会場は愛知県立芸術大学サテライトギャラリー。名古屋の繁華街の中心に位置する栄にある大学の展示スペースで、ホワイトキューブと言ってよいクリーンな展示空間だ。

第2会場は小牧市にある歴史ある住宅「旧竹内邸・常懐荘」。昭和初期の典型的な和洋折衷様式で建てられた邸宅で、愛知産業大学の前身である愛知高等女子工芸学校の創設者である竹内禅扣(ぜんこう)の私邸だった文化財級の建物だ。襖絵や調度にも意匠が凝らされたこの建物を、3月10日と11日の土日2日間のみ、オープニング特別展示として公開し、小品中心に各所に作品も展示する。10日のオープニングレセプションではアーティストトークも予定している。

さらにこの2日間、常懐荘では、参加作家のひとりである木村了子による観客参加型のゲーム作品「常懐荘の兄弟(ふたり)〜出逢い編」も開催する。これはいわばリアル双六、あるいはシミュレーションゲームとも呼べるようなもので、木村了子作品に登場する「イケメン兄弟」が常懐荘を案内するというかたちで建物の各部屋を巡り、ゴールを目指す。木村は以前に「婚活♥双六」という版画作品を制作しているが、今回の試みはそれを体験的作品へと一歩進めたものになる。

常懐荘の外観と、ロビー部分はこんな感じ。どこか懐かしさを感じさせる建物だ。

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この展覧会のメインテーマはもちろん「金箔」だが、もとより「金」や「箔」そのものの歴史的位置づけや象徴性の再考にとどまらず、画材や技法と表現テーマ・主題との関係性や相互連関、またさらにはデジタル/バーチャル時代における絵画の物質性(手触りや重さ、質感など)が持つ意味など、絵画と美術にまつわるより深く多義的な問いに向けての入り口となるような展覧会とすることを狙いとしている。

名古屋や愛知近辺の方はぜひご来場・ご高覧いただきたい。詳細はHRD FINE ARTのウェブサイトにて。
http://www.hrdfineart.com/exb-gold2nagoya12.html

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HRD FINE ARTウェブサイト
http://www.hrdfineart.com/exb-gold2nagoya12.html

facebook上のイベントページ
http://www.facebook.com/events/297454866985757/
by hrd-aki | 2012-03-06 01:43 | 展覧会企画

「砂の城をつくること(あるいは壊すこと)」展

韓国ソウルのかつての王宮・景福宮にほど近いNext Door Galleryで、「砂の城をつくること(あるいは壊すこと)」というグループ展を開催している。

副題に「愛知県立芸術大学の作家たち」とあるように、今回の展示は愛知県立芸大とのコラボレーションで実現した展覧会で、同学に関わりがあったりゆかりがあったりする作家を韓国の地で紹介するという目的のもとに開催された。出品作家は倉地比沙支、栗原亜也子、大崎のぶゆき、白河ノリヨリの4名。栗原以外の3名は現在愛知芸大で教鞭をとっている教員でもある。

この4人の作家に共通する創作上の根本原理・関心事として、「砂の城」というキーワードを展覧会タイトルとしている。自らを取り巻く現実世界を、普遍・不変なものとして捉えるのではなく、うつろいやすい、あるいは懐疑の目を向けるべき、あるいは不安定なものとして捉えようとする態度、そしてそれを作品制作の出発点としているという部分で、4人の作家はゆるやかに結びついている。そのことを、あらがいがたい具体的な「かたち」を備えていながら限定的な実在性しか持たない「砂の城」という言葉に仮託して、展覧会のテーマとした。

例えば大崎は、絵画が溶けたり流れたりして変化していく様子を捉えた映像を中心に、時間性と現実認識、そしてその脆弱さ・不確実性を問う作品を発表している。

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倉地の版画作品は、写真のような表面の質感、手描きの線描の持つ有機性、悪夢的な形象、感情を排したモノクロームの画面など、相反する要素をさまざまに内包しつつ、現実に対する不安定な感覚を表現している。

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栗原の「Pictures」シリーズは、現実の生きた植物を前景に、描かれた植物を背景として、ともに写真に収めている。現実と虚構の間の境界の曖昧さを作品化していると言えるだろう。

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白河は、シルバーの金属箔を下地に施したキャンバス上に、光があふれ出したような空間を描出した絵画作品を発表している。ここには、視覚的な現実認識に不可欠な、しかしとらえどころのない「光」の存在を極限まで突き詰めようとする絵画への物質的なアプローチがある。

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「砂の城」をつくりあげ、そして壊す。さらにまた新たにつくり直し、それもまた壊す。バーチャル全盛の現代社会における現実との向き合い方についての多くの示唆を与えてくれる、そしてなおかつ美しい作品を揃えた興味深い展覧会になっていると思うので、ソウルにいらっしゃる方にはぜひご覧いただきたい。

最後に展示空間についてひとこと。Next Door Galleryは韓国の伝統的な平屋の家屋である「韓屋」を改装したギャラリーで、ロフトのある構造。聞けばここは築80年以上にもなるのだとか。決して広さはないながらも、変化のある魅力的な展示空間となっている。

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展覧会は2月12日まで開催中(月・火曜日は休廊)。

Next Door Gallery(ソウル)のウェブサイト:
http://www.nextdoorgallery.co.kr/166

HRD FINE ARTのウェブサイト:
http://www.hrdfineart.com/exb-castle12.html
by hrd-aki | 2012-02-06 23:07 | 展覧会企画

アートフェア京都と京都アペルト

前回のブログからずいぶんと時間がたってしまったけれど、いろいろと仕事が立て込んでいて、内容のある記事を書くだけの時間も余力もしばらくは出そうにないので、場のつなぎとして告知のエントリーをふたつ。

ひとつは「アートフェア京都」。ホテルモントレ京都で開催される「アートフェア京都2011」にHRD FINE ARTとして初めて出展する。

僕のオフィスは一般的な意味でのギャラリーの要件は満たしてはいないけれど、ウィンドウギャラリーでは展示を継続的に行っているし、地元・京都で活動しているということもあって特別に参加させていただけることになった。

会期は今週金曜日(5/20)から日曜日(5/22)までの3日間。ぜひお越しいただきたい。
http://www.artfairkyoto.com/

もうひとつは、上記アートフェアの関連イベントのひとつとして開催される「京都アペルト2011」。アーティストのスタジオを公開して作品展示を行う、いわゆるオープンスタジオ展の合同企画だ。5カ所のスタジオ・12名のアーティストが参加するこちらのイベントは、HRD FINE ARTが企画サポートとコーディネートを行っている。

アートフェアを見に来た方々(特に京都の外からやってくるコレクターやアート関係者)に、工芸や伝統文化だけでない現在進行形のアートの街・京都を印象づける、という大義名分的なお題目のほかに、アート、アートと叫んでみたところで所詮は数あるエンターテインメント/物販のひとつに過ぎないのだから、肩肘張らずに散歩気分で楽しんだって罰は当たらないだろうということで、参加アーティストにスタジオ近所のおすすめスポットを紹介してもらい、街歩きマップをつくってみた。神社やラーメン屋、パン屋や銭湯などもマップには載っているので、パンを買ったり、神社でお守りを買ったりするのと同じ気分で、アーティストのスタジオでも気に入った作品に出会ったら買っていいんですよ、と洗脳する仕掛けになっているつもりなのだが、どうだろうか?

会期は今週末の土・日曜日(5/21と5/22)。週末、京都にいる方はぜひ、アートフェアを含めてすべてを見て回るのは無理としても、興味のあるスタジオやエリアを目指して、ひと味違う京都散策を楽しんでみていただきたい。
http://kyotoaperto2011.web.fc2.com/
by hrd-aki | 2011-05-19 02:21 | 展覧会企画

「GOLD EXPERIENCE」展

ソウルのHyun Gallery(ヒョンギャラリー)で「GOLD EXPERIENCE」と題した展覧会を企画した。今月20日にオープンし、来月の6日まで開催されているので、もし会期中にソウルに旅行などで行かれる方がいたら、ぜひ見に行ってみていただきたい。

「GOLD EXPERIENCE」は、「日韓現代金箔絵画」という副題が示すように、金箔を使った絵画表現をテーマに日韓6名のアーティストが参加したグループ展だ。画材、素材を横軸に、日韓の国際交流を縦軸にしたような企画で、5月21日と22日の2日間、金箔を使った絵画制作の一端に触れるワークショップも行った。

近年の韓国現代美術、特に絵画の領域では、主題やモチーフがクローズアップされることが多い。個人的なストーリーやメッセージ性、政治性がはっきり示された作品が好まれる傾向のあるこの地において、「画材」に着目した、やや地味な展示がどう受け入れられるのか、事前には予測のつかない部分も多かった。しかし、大勢の方に来ていただいたオープニングから、概ね好意的な反応を得られたようだった。絵を見る(あるいは読む)、ということのステレオタイプが、少しばかり突き崩せたのではないかとも思う。

Hyun Galleryの主宰者で、自らも金箔を用いた絵画・立体の制作を続けているHyunjoo Park女史の存在がこの展覧会を企画するそもそものきっかけにはなったのだが、出品作家を選び、金箔について自分でもいろいろと調べて行くうちに、「画材」という広大な世界の、さらにまた特異で興味深い金箔という素材の魅力に引き込まれてしまった。
絵を鑑賞するだけの立場からすると、その絵がどうやって描かれたのか、何を使っているのか、というようなことにはなかなか関心が向きづらい。しかし、絵を描く側にしてみれば、たとえそれがイラストのような具象画であったとしても、技法や画材料は日々当たり前のように向き合っている制作の前提であって、絵画言語の基本文法であるとも言える。この部分に目を向け、覗き込み、より深く知るすることは、見る側にとっても、鑑賞と理解をより豊かなものにすることにつながるのではないか?

今回の展示では、金箔の研究とその応用における日本と韓国の間の密なネットワークが垣間みられたことも面白かった。例えばPark女史は東京芸大で博士号まで取得した黄金テンペラの専門家だし、Jungduk Songも研究生として東京芸大に在籍した経歴がある。さらに、Chion Leeは北京の中央美術学院で東洋画の金箔技法を学んだが、その時の中国人教授がじつは東京芸大の出身だった、という笑い話のような話もあった。ことほどさように、日本と韓国の間には、美術分野での人的交流が太く広く続いてきたのだということを再認識させられた。

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これは5月21日のワークショップの様子。各作家によるスライドレクチャーと、実際に参加者が金箔を貼る体験も行った。
by hrd-aki | 2010-05-30 21:02 | 展覧会企画

「とてもささいな」展カタログ

ソウルの弘大(ホンデ)にあるSangsangmadang(サンサンマダン)で2008年10月から11月に開催されたグループ展「見える声 part II:とてもささいな」の展覧会カタログに短いエッセイを寄稿した。
カタログの出版は展覧会期には間に合わず、ようやく今年の4月に完成したらしい。僕もこの11月になってやっと入手できた。展覧会からすでに1年以上たっている。ずいぶんと待たされたけれど、韓国らしいといえば韓国らしいペースではある。

展示は同じくホンデにあるGallery Loop(またはAlternative Space Loop)の企画によるもので、11人のアーティストがコミュニケーションをテーマとした作品を発表していた。一方、展覧会カタログは、それらの作家の作品に添えて11人のキュレーターやディレクターなどが書いたエッセイが掲載されている。

僕が文章を寄せたアーティストはWoosuk Jang(チャン・ウソク)。作品の解説や評論ではなくエッセイを、という指定だったので、おとぎ話や童話をパロディ化したペインティングやアーティストブックを発表しているJangの作品に絡めて小文を書いた。
残念ながらカタログは韓国語オンリーで、僕の文章も英語で書いたものを韓国語に翻訳したものだけしか掲載されていない。


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by hrd-aki | 2009-12-04 21:58 | 展覧会企画

「余韻/響き」即興パフォーマンス

10月24日の「余韻/響き」展のオープニングレセプションでの「雫」による即興パフォーマンスの様子を短い動画にしてみた。

デジカメの動画機能で適当に撮ったものなので画質も良くないし本当に短いけれど、来場できなかった方には雰囲気が少しは伝わるのではないかと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=mFtg8rcxA-s


by hrd-aki | 2009-11-03 16:54 | 展覧会企画