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京都・鞍馬口の現代美術ギャラリーHRD FINE ART(www.hrdfineart.com)のディレクターによるアート関係諸々ブログ。時にはアートと無関係な話題もあります。気が向いたら更新。
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カテゴリ:ギャラリー( 42 )

「Framework」展会期終了

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた展覧会スケジュールの変更により会期を延長していたグループ展「Framework」は、3月27日をもって会期終了とさせていただきました。

会期中、ご来場くださった皆さま、作品をご購入いただいた皆さま、ありがとうございました。

「社会的距離」の重要性が叫ばれる中、次回以降の展覧会開催の予定は全く立っていない状態ですが、新型コロナウイルスを取り巻く状況の進展を注視しながら、見通しがつき次第このブログでも告知をさせていただきます。またこの機会に、ウェブサイトやブログ、SNS等、オンラインで作品を紹介する試みにも着手していきたいと考えていますので、そちらもあわせてご期待ください。

***

「Framework」展会期終了_a0123573_02251953.jpg

Framework
キム・ヒョングァン+イ・ジュンヒョン+チャン・スジョン+須貝旭

by hrd-aki | 2020-03-30 02:28 | ギャラリー

次回展覧会:「Framework」

早いもので2020年もすでに1カ月が経過しようとしています。

2019年の下半期はギャラリーでの展覧会はちょっとお休みさせていただくかたちで、福岡と台湾・高雄でのアートフェア、韓国での白河ノリヨリ個展のコーディネートなどをしていたわけですが、8カ月ほどの小休止を経て、ようやくHRDファインアートのスペースでの展覧会をリスタートします。2020年最初の展覧会は日韓作家によるグループ展「Framework」です。

「Framework」は韓国人アーティスト3名(キム・ヒョングァン、イ・ジュンヒョン、チャン・スジョン)と日本人アーティスト1名(須貝旭)によるグループ展で、タイトルのとおり、社会や文化、アートなどにおける「フレームワーク=枠組み」を様々な角度から捉え、問い直すことを狙いとする展覧会となります。

3週間(8日間)という短い会期ですが、展示初日の2月13日(木)には出品作家を囲んでささやかなオープニングレセプションも行いますので、ぜひ足をお運びください。詳細は下記リンクをご確認ください。

***

なお、今年から展覧会のオープン日が木・金・土の週3日間、オープン時間が午前11時〜午後7時に変更になりますので、ご注意ください。それ以外の曜日も事前アポイントでのビューイングを受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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Framework
キム・ヒョングァン+イ・ジュンヒョン+チャン・スジョン+須貝旭

by hrd-aki | 2020-01-31 16:40 | ギャラリー

「Boundaries」会期終了と今後のちょっとお休みについて

4月から5月にかけて開催したグループ展「Boundaries/おわりとはじまり 〜 日独写真作家展」は、1週間の会期延長(アポイントのみ)も終わり、すべての日程を終了しました。会期中足を運んでくださった皆様、関心を寄せていただいた皆様、ありがとうございました。

ドイツのトーマス・ノイマンとカトレン・ヘヴェル、日本の南條敏之と金サジという4名のアーティストの作品を通じて、「Boundaries=境界」を多彩な視点から捉える試みとして企画した今回の展示は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のサテライトイベント「KG+」の参加展覧会でもありました。今回の展示で初めてHRDファインアートに来てくださった方も多く、KYOTOGRAPHIEおよびKG+が京都の春のアートイベントとして定着してきたことを強く感じます。KG+事務局の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます(バナー用の支柱は最後まで届けられませんでしたが、まあ気にしてません)。

次回の展覧会は……と、この場でお伝えしたいところですが、今年、このあとのギャラリーの予定はすべて未定となっています。というのも、この夏から秋にかけてギャラリー内の改装を予定しているので、次の展覧会はその作業が完成してから、ということになるためです。10月か11月には展覧会を再開したいと考えていますので、少し気長にお待ちいただければ幸いです。

改装作業はいよいよグズグズになってきた床の張替えがメインの作業。相変わらずDIY的に進めようと思っていますが、さすがに床の張替えは未知の領域なので、「手伝ってあげてもいいよ」という奇特な方がいらっしゃったら是非ご連絡ください。そして、いまは物置状態になっているギャラリーの2階部分をアーティストレジデンス的に運営することも計画していて、そのための準備や改装作業もこの夏に進めていこうと思っています。様々な交流の場として機能できるようなものにしていきたいと構想していますので、こちらもご期待ください。

というわけで、HRDファインアートはちょっと長めの夏休みに入る感じですが、ずっと休んでいるわけでもなく、9月上旬には福岡で開催されるアートフェア「アートフェアアジア福岡」に去年に引き続き出展します。昨年同様、ソウルのSpace O'NewWallとの共同ブースで「HRD+ONW」としての参加となります。九州方面の方は是非会場まで足をお運びください。

アートフェアアジア福岡2019

by hrd-aki | 2019-06-09 03:04 | ギャラリー

「Boundaries」オープニングレセプション

KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭のサテライトイベント「KG+ 2019」参加展覧会として、「Boundaries/おわりとはじまり 〜 日独写真作家展」が4月20日(土)からスタートしています。すでに会期も1週間がたちましたが、多くの方にご覧いただいています。

初日の4月20日にはトーマス・ノイマンを除く3人の出品作家(カトレン・ヘヴェル、南條敏之、金サジ)を囲んでオープニングレセプションを行いました。作品についての話も盛り上がり、楽しく和やかな雰囲気のレセプションとなりました。お越しくださった皆様、ありがとうございました。

「KG+」の会期は5月12日(日)までですが、「Boundaries」展は5月25日(土)まで続きます。ぜひお見逃しのないようご覧ください。


***

オープニングレセプションの様子。

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by hrd-aki | 2019-04-29 16:46 | ギャラリー

次回展覧会:「Boundaries」

HRDファインアートの2019年の2つ目の展覧会は、日本とドイツの写真作家によるグループ展「Boundaries」です。

川や山などの地理的な境目、国境や壁、あるいは私たち人間の皮膚など、「境界」は2つの異なる世界を隔て、分離するものであると同時に、2つの世界が互いに接触し、交流し、ときには混じり合い融合する場所でもあります。本展は、文化的背景の異なる作家による多様な写真作品を通じて、始まりと終わりが同居する地点としての「境界」が持つ豊かな含意に焦点を当てる展覧会となります。

出品作家は、写真にとどまらず幅広いメディアで場所性に着目した作品を制作するトーマス・ノイマン、コラージュ的手法で現実と虚構を巧みに交錯させるカトレン・ヘヴェル、自然と人工、光と影などを対置させた峻厳な写真表現を追求する南條敏之、記憶や歴史、神話や物語が織り成す幻想的な光景を絵画的に構築した作品を中心に制作している金サジの4名です。

カザフスタンの茫漠と広がる平原を撮影したトーマス・ノイマンの白黒写真は、本来境目など存在しないはずの空間を「風景」として切り取ろうとする人間の意識を明らかにします。カトレン・ヘヴェルの作品は、透過性フィルムにプリントしたフォトコラージュと鏡を組み合わせ、現実と虚像の隙間へと観る者を誘います。「shelterbelt」と題した南條敏之のシリーズは、日本各地の海岸線で自然と人間を隔てる役割を担ってきた防砂林・防風林に取材した精緻な作品です。金サジは、異なる文化や歴史が交錯し混交する場面を象徴的に捉えたスナップ写真をインスタレーション的に構成します。

日常生活や風景の中に垣間見える様々なBoundaries=境界を切り口に、ドイツと日本の豊かな写真表現の一端をぜひご覧ください。

***

この展覧会は「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」のサテライトイベント「KG+ 2019」の参加展覧会です。

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Boundaries/おわりとはじまり 〜 日独写真作家展

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by hrd-aki | 2019-04-11 04:42 | ギャラリー

「Razzle Dazzle」オープニングレセプション

3月1日(金曜日)からキム・ヒョンジョン個展「Razzle Dazzle」がスタートし、同日午後5時から作家を囲んでオープニングレセプションを行いました。韓国からも多くの方に来ていただき、賑やかで和やかなオープニングとなりました。

今回の展示は小品中心の構成ですが、観る者の記憶の中の風景の断片を切り出したかのような、パズルのピースのような魅力を湛えた作品が並びます。

展覧会の会期は3月29日まで。ぜひご覧ください。


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オープニングレセプションの様子。

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by hrd-aki | 2019-03-03 03:37 | ギャラリー

改装のこと (5) 壁紙はがし

8月に会期終了した栗原亜也子とヨム・ソジンによる二人展「THE GAME MUST GO ON」から、11月10日に同時にスタート予定の2つの展覧会、ホン・ジョンピョの個展とグループ展「ザムザ2018」までの間の約2カ月間の休廊期間を利用して、ギャラリーの内装に少し手を加えている。具体的には漆喰壁の塗り直しと、障子の補修と張り直し。余裕があれば他にもやりたいことは目白押しなのだが、いかんせん(いつものように)スタートが遅くなり、時間が足りなくなってきつつあるので、今回はこの2つがきっちりできれば御の字という感じ。

去年の秋に展示空間に拡張した和室(というか畳部屋)で、壁を新たに設置していない部分は漆喰塗の下がり壁が露出している。というか、以前の住人がベタベタと貼り付けていた壁紙をきれいに剥がしきれていなくて、まだら模様になっている(「改装のこと (4) ギャラリー拡張」を参照)。今回、この部分に上から新たに漆喰を塗ってきれいにしようとしているのだが、まずは古い壁紙を全部きれいにはがすところから作業をスタートすることにした。

昔の壁紙なので接着剤が結構強く、なかなか簡単には剥がれてくれない。一昨日の作業では午後まるまる使っても全部は終わらなかった。あと半日くらいはかかりそうだけれど、汚れているとはいえもとの漆喰壁が再び見えてくるのは気分がいいし、何よりこういう作業は何も考えずにできるのでちょうどいい気分転換にもなる。指でこすりながら剥がしていくので、指先がひどく痛くなるのが問題だけど……。

***

古い壁紙の下から現れた、さらに古い漆喰の壁。

改装のこと (5) 壁紙はがし_a0123573_03350907.jpg


両側の白い部分が壁紙(の残骸)、真ん中の茶色が漆喰壁。だいぶ変色しているけれど、漆喰ならではの小さな穴がポツポツあいているのが見える。

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by hrd-aki | 2018-10-03 03:46 | ギャラリー

イ・ジェヒョン個展「Tools - Replacing Mind」開催

HRDファインアートでは韓国人木彫作家イ・ジェヒョンの個展「Tools - Replacing Mind」を先週から開催中。

イ・ジェヒョンは韓国江原道(カンウォンド、先ごろ冬季オリンピックが開催されたピョンチャンのあるところ)の春川(チュンチョン)に生まれ、ソウルのホンイク大学と米国のロチェスター工科大学で木彫や家具製作を学んだ。一時期は家具職人としての仕事をしていたこともあるというが、現在は美術作家としてソウルを拠点に活動している。家具製作で身につけた精密なウッドワークの技術を生かした、繊細でクリーンな作風が特徴で、一般的にイメージするような「木彫」とはちょっと趣を異にしている。

今回の展覧会で展示している作品は、すべて何らかの道具、ツールをモチーフとした木彫・木製オブジェ作品だ。あらゆる道具はある機能を果たすことが前提となっていて、その形状も機能によって規定される。そこに美しさの要素があるとすれば、まさにそれは「用の美」ということになるのだが、イ・ジェヒョンの作品はその「美」の部分を抽出したものだと言えるかもしれない。あるいは逆に、「用」だけを純化し、抽象化して視覚化しているということだろうか。いずれにしても作家本人がこれらの作品群を「道具の肖像」と呼んでいる所以を読み解く鍵はそのあたりにありそうだ。

展覧会タイトルの「Replacing Mind」には、「Mind」の代用としての道具、とでもいったような意味が込められている。本来、道具というものは人間の身体の機能を拡張し、体(腕や手、足など)の代用として用いられるもの、すなわち「replacing body」である。イ・ジェヒョンの生み出す「道具」たちは、しかし、「こころ」や「精神」の代用としての姿を与えられている。私たち人間が社会的な役割や職業といった「機能」、すなわち「用」から切り離されたとき、そこにどのようなこころが、精神性が残るのか。そのかたちをイ・ジェヒョンの作品たちは静かな佇まいで見せてくれている。

***

展覧会は5月19日までの会期で、通常は金曜日と土曜日のみのオープン。その他の曜日も事前アポイントにより観覧可能ですので、メール(info@hrdfineart.com)またはお電話(090-9015-6087)にてお問い合わせください。


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by hrd-aki | 2018-03-30 14:49 | ギャラリー

「FLOATING」終了と年始のご挨拶

京都を珍しく大型台風が直撃する前日の10月21日にオープンして以来2カ月以上にわたって開催してきた、荻野夕奈、田中加織、チェ・ユンジョンという3人の女性絵画作家による3人展「FLOATING」も、12月30日をもって会期終了いたしました。会期中ご来廊くださったみなさま、またご関心をお寄せくださったみなさま、ありがとうございました。

過去にHRDファインアートの展示企画に関係したことがあるという以外に、作家同士の直接の接点は全くない3人展でしたが、「作風もモチーフも全然違うのにこうやって並んでいても違和感がない」というような感想をいただくことも多く、まさに狙いとしていた「同時代性」や「同世代性」に光を当てることが少しできたのではないかと、企画者としてはうれしく思っています。個々の作品の力があってこそのことなので、素晴らしい作品を提供していただいた3人の作家にもこの場を借りて感謝を申し上げたいと思います。

年末ギリギリまでの展示だったので当たり前ですが、本展をもってHRDファインアートにおける2017年のプログラムはすべて終了し、2018年は少し間を置いて3月24日にオープンする韓国の木彫・木工作家イ・ジェヒョンの個展からスタートします。2018年はこの展覧会を含めて全部で4つの展覧会を予定しています(変更の可能性もあります)。

2017年も、前年までと同様、多くの方々にさまざまなご協力・ご助力をいただいたおかげで無事に終えることができました。本当にありがとうございました。
2018年も引き続き、HRDファインアートをよろしくお願い申し上げます。

HRDファインアート
代表 原田明和


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by hrd-aki | 2018-01-03 02:18 | ギャラリー

「FLOATING」展オープニングとアーティストトーク

「FLOATING」展の初日は台風も関西に接近しつつあった10月21日土曜日。この日、オープニングレセプションとアーティストトークを開催した。

「FLOATING」は荻野夕奈と田中加織の2人と、韓国人アーティストのチェ・ユンジョンの3名による絵画作家3人展。作品の見た目やコンセプトなどに特に強い共通点があるわけではないが、3人ともに80年代前半の生まれで10年ほどの作家キャリアがあるということ、そして女性であり、具象的な絵画を中心に活動しているということが共通点となっている。逆に言うと、そうした共通項をベースに、背景となる出身地や文化、描いているモチーフやメディアなどによる差異を炙り出して、そこから「絵画」というメディアの面白さを解き明かしていくことがこの展覧会の狙いなのだと言えるのかもしれない。

実際、展示された作品を見ていると、作風も主題も三者三様、全く違っているのに、どことなく互いに親和性があるようにも見えてくるという不思議な感覚がある。このあたりは実際にギャラリーで実際の作品を見て体感していただきたい。

それぞれの作家についての詳細は会期中このブログでも追って紹介していこうと思っている。

レセプションに先立って開催したアーティストトーク(主催:鞍馬口アートインスティテュート)は、「10年前、現在、10年後」をテーマに、作家活動のこれまでを振り返り、これからを展望するというような内容だった。

3人のアーティストはいずれも10年前はまだ学生で、そこから作家としての活動をスタートさせ現在に至り、そして今後もそれを展開・継続させていこうとしている。環境や気持ちの面も含めて、この10年間で変化したこと、変わっていないことなどについて、普段はなかなか聞けないような興味深い話がいろいろと飛び出していた。

アーティストトークの様子。

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「FLOATING」展オープニングとアーティストトーク_a0123573_13500056.jpg

オープニングレセプションの様子。

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by hrd-aki | 2017-10-28 13:56 | ギャラリー