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原口勉個展「新型広告」クロージングトーク開催
10月21日(土)17:00より、原口勉個展「新型広告」のクロージングイベントとして、美術家・池上恵一をゲストにアーティストトーク「TARO賞特別賞から現在、そしてその先へ」を開催します。予約不要、参加無料ですので、是非お気軽にご参加ください。
* * * クロージングトーク「TARO賞特別賞から現在、そしてその先へ」 原口勉 × 池上恵一 HRDファインアートで現在個展「新型広告」を開催している原口勉。「マッサージアート」で知られる池上恵一。同世代で、ともに川崎市岡本太郎美術館の「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の特別賞を受賞している2人の異色のアーティストが、これまでの作家としての歩みや、 TARO賞特別賞の受賞の思い出、その後の影響などについて、ざっくばらんに語り合います。 会場:HRDファインアート 日時:2023年10月21日(土) 17:00~(1時間半程度を予定) 参加費:無料 予約:不要 ● 原口 勉(はらぐち つとむ) 1973年熊本生まれ。 ほぼ独学で美術を学び、長年にわたり「アートホーリーメン」名義でコミックをベースとした絵画作品を発表。2019年からは本名の「原口勉」として制作・発表を開始。イメージが氾濫する現代の物質消費社会やメディア環境、そして現代美術マーケット、さらにはアニミズムや原始宗教にも言及した作品を精力的に生み出し続けている。 第17回岡本太郎記念現代芸術賞特別賞受賞(2014年)。 ● 池上 恵一(いけがみ けいいち) 1972年大阪生まれ。 病弱だった幼少期、両親の食養法に救われる。以来、様々な手技療法や武術を習得。心と身体のさまざまな変化をモチーフに、いのちの形を絵画や彫刻で表現する。京都精華大学大学院美術研究科洋画分野修了。 第5回岡本太郎記念現代芸術賞特別賞受賞(2002年)。 #
by hrd-aki
| 2023-10-19 11:47
| イベント
韓国・全州の「和/Harmony」展のこと (3)韓国・全州で開催された国際交流展「和/Harmony」について紹介するシリーズ(?)の第3回目は、前回の第2回目で予告したとおり地元・韓国の出品作家をご紹介。展示そのものにまつわるエントリーはこれが最後になる予定。 韓国・全州からの出品作家は4名。チョ・ヘジュン、ボムジュン、イ・ルリ、ソ・ワンホの4名。イ・ルリだけが女性作家で、他の3名は男性。4人ともに全州出身のアーティストだ。 まずはチョ・へジュンから。チョ・ヘジュンは1972年生まれ。ソウルのK-ARTS(韓国国立芸術総合学校)を卒業したのち、ドイツに渡ってニュルンベルクやシュツットガルトの美術アカデミーで学んでいる。リサーチベースのコンセプチュアルなインスタレーションを主なフィールドとするアーティストで、今回の展示では、自分の父親が韓国軍(の中でも在韓米軍と行動をともにする「カトゥサ」と呼ばれる部隊)に所属していた際の経験談をベースにした《米軍とお父さん》を展示している。面白いのは、この作品で作家のチョ自身は一切「制作」をしておらず、展示されているドローイングは父親の手によるもの、そして油彩画はそのドローイングをもとに職業的肖像画家に依頼して制作したもの、というところだ。今回の展示作品ではないが、祖父と日本をテーマにした作品も制作している。 続いてはボムジュン。1985年生まれで、現在はソウルを拠点に活動しているペインター。キャンバスに油彩で、半透明のレイヤーを重ね合わせるように山々の風景を繊細かつ緻密に描く。山は生命を象徴し、またそれは作家にとっては永遠性や無限を暗示するものでもある。静謐でありながらも揺れ動くような、映像的感覚を感じさせる作品だ。 次のイ・ルリは1992年生まれ。鉄を使った立体作品を制作するアーティストで、ブロックのような小さな幾何学的パーツを溶接して組み合わせ、波打つような軽やかなフォルムを生み出している。一見、鉄でできているようには見えないのに(布や皮革、あるいは樹脂のようにしか見えない)、実際の作品はものすごく重い。その騙し絵的な視覚効果とそこから生じる感覚の違和、音楽的なリズム、小さなユニットの集合体がもたらす社会対個人のメタファーなど、重層的な鑑賞を引き出す彫刻作品となっている。 最後に紹介するのはソ・ワンホ。1982年生まれのペインターで、近年は風景絵画を中心として制作発表を続けている。画面に描かれるのは一見何の変哲もない、特徴の欠如した風景で、アーティストの主観は極力排除されているように見える。それは、声高なメッセージや背景情報を捨象することで、それぞれの鑑賞者の感情や記憶との間に唯一無二の回路を開通させようとする試みなのかもしれない。 * * * といった感じで、韓中日11名の作家・作品紹介はこれにて終了。ジャンルも媒体も主題も形式も多岐にわたり、世代や国籍、文化的な背景も異なる作家たちの作品が集まったグループ展なのだが、確実に「今」の世界、特に「東アジア」の社会文化状況を反映した、質の高い展覧会になったのではないかと思っている。 次回、第4回目以降があるかどうか(書く余力があるかどうか)は今のところはちょっとよくわからないけれど、「食の都」として知られる全州で食べたものを紹介する記事も書きたいなと思っているので、期待せずにのんびりとお待ちいただければと思う。そうそう、もうひとつのチョンジュ、清州のプロジェクトのことも書かなければ! #
by hrd-aki
| 2023-10-02 03:31
| レポート
韓国・全州の「和/Harmony」展のこと (2)
韓国・全州で開催した東アジア文化都市関連企画の国際交流展「和/Harmony」。少し間が空いて、展覧会終了からすでに1か月以上が経ってしまった。気を取り直して、前回の(1)では日本(静岡)のアーティストを紹介したので、今回は中国の四川省・成都および広東省・梅州のアーティストたちの作品を紹介しようと思う。
まず1人目のアーティストは何工(He Gong/ヘ・ゴン)。1955年重慶生まれで、今回の参加作家の中では最年長。聞いたところでは文化大革命による下放を経験、後に渡米し、現在は米国・ロサンゼルスと成都に拠点を置いて、2カ国を行き来しながら制作を続けているのだという。作品は、本人曰く「クラシック」ということだが、政治的・社会的なメッセージも色濃く象徴性豊かなその作品は、紙と紗のような素材を重ね合わせたインスタレーション的な手法も相まって普遍的な強度を感じさせる。 何工。 何工の作品《Classmates in Wild》(撮影:神尾知里)。 2人目は張晋(Zhang Jin/チャン・ジン)。1978年四川省生まれで、現在は成都在住。中国科学技術大学で化学の修士号を、さらにニューヨーク大学で博士号も取得しているという異色な経歴の持ち主。その作品は、専門とする化学の知識に基づいたものから、訪れた土地の地理や歴史を取り入れた写真・映像・インスタレーションまで幅広く、その実践は高度に実験的だ。 張晋。 張晋の作品展示。スイスのある町に滞在した際の記録をもとにした作品群。 3人目の古典(Gu Dian/グ・ディアン)は1995年生まれで、今回の出品作家の中では最年少となる。中央美術学院で東洋彫刻の修士号を取得。現在は西華大学で教鞭をとっている。パリでの留学経験も持つ古典(ちょっと驚くが本名なのだという!)の制作は、彫刻を機軸に、ワークショップ的な性格のインタラクティブな試みも取り入れながら、形態や景観に対する人々の意識に訴えかけるような方向性を備えている。 古典(右端)。 3つの根を持つ竹が絡み合う《Root Reflection》。 最後の4人目は、広東省・梅州からの唯一の参加となった鄧箭今(Deng Jianjin/ドン・ジャンジン)。作家本人が来韓できなかったため、現地で会うことはかなわなかった。1961年生まれで、景徳鎮陶甕学院の彫刻科を卒業。現在は広州美術学院で油画の教授を務めているという。カリカチュア的で誇張された人物表現を用いながら、現代中国の抱える様々な問題を活写している。 鄧箭今の作品。 次回は地元・全州の4名の作家を紹介する予定。 (追記:(3)はこちら) #
by hrd-aki
| 2023-09-16 02:23
| レポート
現在開催中:原口勉個展「新型広告」
HRDファインアートのギャラリーでは先週土曜日9月9日から原口勉の個展「新型広告」がスタートしています。原口勉の作品をギャラリーで展示するのは、2021年のグループ展「精神の風景 ・○▲□」以来2回目で、個展としては初めての開催となります。
今回の展示では、新作のキャンバス作品を中心に、台湾での個展などでも発表してきた近年の《DISTOPIA(ディズトピア)》シリーズや《GLOBAL》シリーズをベースに、企業の商標やキャラクターを時代のアイコンとしてちりばめた《新型広告》シリーズへと発展させています。原口が「アートホーリーメン」名義で発表してきた《ホーリーマンと鯱》のシリーズにもつながるような「縄文モンスター」や「ヤマタノオロチ」、さらには新たに登場するオリジナルキャラクター「ピンクの脳みそ」などもまじえて、放埒な図像の数々が無意識世界のように交錯・氾濫する、原口ならではの楽しくも奇怪な風景が広がります。 また、原口の制作のプロセスを開示するかのようなドローイング群も約150点展示しています。 会期は10月21日まで。最終日となる10月21日(土)の午後5時からは、美術作家の池上恵一をゲストに招いて「TARO賞特別賞から現在、そしてその先へ」と題したクロージングトークを予定しています(予約不要・参加無料)。原口勉のこれまでの歩みが語られることになるはずですので、是非こちらもご期待ください。 #
by hrd-aki
| 2023-09-15 14:08
| おしらせ
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